職場や家庭で日々多忙を極めているあなたが、理工系の最高峰資格である技術士一次・二次、さらに総合技術監理部門の試験を勝ち抜いてゆくには、途方もない努力と挫折を積み重ねる前に、技術士試験に合格する「仕組み」というものが存在する現実に気付くことが不可欠です。

 あなたの技術力がどんなレベルにあろうとも、技術​士試験の合格の「仕組み」を的確にあなた自身に落とし込み、そして本サイトや書籍等でご紹介する具体的なノウハウを実践していった先には、あなたのような多くの受験者がそうだったように、技術士合格という結果が当然のように待っていることでしょう。

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技術士合格の仕組み講座とは

 本講座は『技術士になって早く社会の役に立ちたい』と希求するあなたに、技術士試験における「合格の仕組み」を、具体的なノウハウとともにお伝えする講座です。本講座に出会った今日から、あなたは否応なしに技術士一発合格の峠道を一歩一歩、着実に歩んでいき、次の技術士試験で悠々と合格を果たすことになります。

 『技術士合格の仕組み講座』はビジネスマン自立実践会がお送りします。

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技術士二次試験

​一発合格コース

 技術士二次試験は、これまであなたが受けてきた高校受験、大学受験、就職試験などといった様々な試験の中で、実は最も重要な試験といえます。なぜなら、この技術士二次試験はあなたが悩んでいる様々な“コンプレックス”を克服する絶好のチャンスだからなのです。
そんな
技術士二次試験においては、“自分の能力を人に伝える能力”。この能力の有無が合否を分けることになります。また、習得する技術的な専門知識を蓄積していく『技術ノート』は、あなたを裏切らない一生の相棒になります。
このように“合格の仕組み”に則った戦略を描くことで、そこで培った専門技術はあなたの技術者としての今後の人生を成功へと大きく導いてくれるはずです。 

合技術理部門

​一発合格コース

 あなたが挑もうとしている技術士総合技術監理部門は、技術業務における「アチラが立てばコチラが立たず」というトレードオフの問題をいかに解決するか、ということがポイントです。
その解決のための素材が凝縮されている『総合技術監理部門 キーワード集』の攻略は、ヒアリングと音読がカギを握っています。ただし
総監の記述式問題や口頭試験は、単なる知識だけではなく、総合技術監理の「本質」にまで辿り着かなければ、合格は困難を極めるでしょう。
しかも、あなたは総合技術監理の学習に、給料アップや昇進などといったいわゆる“見返り”を求めてはなりません。
しかし、この技術士総合技術監理部門への挑戦は技術者であるあなたの成功のステップとして、絶対に欠かせないのです。

技術士試験の概要

 

1 技術士とは

技術士とは、科学技術に関する専門能力をもって我が国の社会や産業の発展のために働く技術者のうち、国家試験である技術士試験に合格した技術者のことを指します。
ここでいう「技術」とは、広辞苑によると「科学を実地に応用して自然の事物を改変・加工し、人間生活に利用するわざ」という意味です。
言い換えると、技術とは、化学や物理学、生物学、電気工学、機械工学などといった幅広い科学の各専門技術の総体を指しますが、これらはいずれも人間が生活のために利用することを目的に現実に即して応用されるもの、ということになります。
このような技術士については、「科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務を行う者」という技術士法の表現がよく引用されます。
こうした技術士に合格すると、公共事業などを受注する際の管理技術者になれることから、建設コンサルタントなどにおいては組織の中で重要な役割を担う人材としての評価が高まり、待遇面でも条件が良くなるというメリットが期待されるのです。
また、転職などをする際にも、有資格者が前提となっている求人が多いことからしても、有利に働くことになります。​

2 技術部門

技術士は、一次試験、二次試験に合格した際、次に挙げる21の技術部門のいずれかに登録して、技術士補、もしくは技術士として活動することになります。
 

      機械部門        衛生工学部門
      船舶・海洋部門     農業部門
      航空・宇宙部門     森林部門
      電気電子部門      水産部門
      化学部門        経営工学部門
      繊維部門        情報工学部門
      金属部門        応用理学部門
      資源工学部門      生物工学部門
      建設部門        環境部門
      上下水道部門      原子力・放射線部門
      総合技術監理部門 


これらの技術部門のうち総合技術監理部門を除く20の技術部門は、さらにその下位に1~11に細分化された選択科目という区分が存在します。
後述する試験もこの選択科目ごとに異なるため、技術士の登録は、「建設部門(土質及び基礎)」「農業部門(農業農村工学)」のように名称表示する必要があります。

 

3 技術士補とは

前述の技術士とは技術士二次試験に合格した技術者のことを指すのですが、技術士試験には一次試験があり、技術士になることを前提に一次試験に合格した技術者が技術士補となります。

コンサルタントや公務員に就職が内定した学生が受験することもあるように、この技術士一次試験は、いわば技術士候補生のような資格と言えます。

また、あらかじめ技術士補になっておくことで、二次試験の受験資格として求められる一定の実務年数を短縮できるというメリットがあります。

社会に出てみると誰でもが感じることでしょうが、社会人になると学生の頃に比べてはるかに多忙で、神経もすり減らすことが多いことは合点がいくと思います。

一日も早く技術士として社会に貢献していくためには、無論、技術士補になって技術士二次試験の受験に必要な実務年数の短縮を目指す方が良いでしょう。

また、一次試験対策として技術部門全体や専門科目についての体系的な学習を一度行っておくと、二次試験においてより深い知識を獲得しやすくなる、というメリットもあると言えます。

 

4 技術士が活躍する場所

技術士はこれまで、民間の建設コンサルタントや上下水道コンサルタントとして、公共事業に関する計画、設計業務などに携わってきたのが一般的な姿でした。

しかし近年は、こうしたコンサルタント以外にも技術士資格取得の動きが高まっています。

例えば、国・地方自治体の土木職や機械職、電気職といった技術系公務員について言うと、委託業務や工事の発注、また施工管理などを行うにあたり、予算の削減や技術の高度化といった背景から、自らが高度な技術力を身に着ける必要性を感じ、技術士資格の取得に励むことが一般的になってきています。

また、公務員以外の、製造業や建設業、運輸業や情報通信業などといった一般企業においても、技術士が技術系資格の最高峰であり、難易度は高いことから、技術者として箔をつける意味で技術士資格を取得する事例、また取得を会社が奨励する事例が増えてきています。

 
 

5 技術士の目的

技術士法の第1条に、法の目的について「業務の適正を図り、もつて科学技術の向上と国民経済の発展に資すること」と明記されています。

英語だと「Professional Engineer」と翻訳されるこのような技術士は、科学技術のプロの使い手として、我が国の社会や産業を支える中核的な存在であるということが謳われています。

 

6 技術士法の「3義務2責務」

技術士法には、こうした重要な使命を有する技術士に対して、いくつかの制約を課しています。

俗に「3義務2責務」と呼ばれる技術士法における事項は、技術士二次試験の口頭試験において定番の質問事項となっています。

(信用失墜行為の禁止)

第44条 技術士又は技術士補は、技術士若しくは技術士補の信用を傷つけ、又は技術士及び技術士補全体の不  名誉となるような行為をしてはならない。

(技術士等の秘密保持義務)

第45条 技術士又は技術士補は、正当の理由がなく、その業務に関して知り得た秘密を漏らし、又は盗用してはならない。技術士又は技術士補でなくなった後においても、同様とする。

(技術士の名称表示の場合の義務)

第46条 技術士は、その業務に関して技術士の名称を表示するときは、その登録を受けた技術部門を明示してするものとし、登録を受けていない技術部門を表示してはならない。

 

(技術士等の公益確保の責務)

第45条の2 技術士又は技術士補は、その業務を行うに当たっては、公共の安全、環境の保全その他の公益を害することのないよう努めなければならない。

 

(技術士の資質向上の責務)

第47条の2 技術士は、常に、その業務に関して有する知識及び技能の水準を向上させ、その他その資質の向上を図るよう努めなければならない。

 

これらのうち前3者が「義務」であることは自明であり、そこでは具体的な禁止行為などが謳われているのに対し、「責務」では目指すべき状況が抽象的に示されているという違いがあります。

技術士試験を受験しようとする場合、これらのカッコ内の言葉と同時にその意味も理解しておく必要があるでしょう。

先ほども申し上げた通り、これらは技術士二次試験の口頭試験の定番質問でもあるのですが、このことは、そのくらい重要な事項である、ということお裏返しでもあります。

技術士に合格した以上、こうした法の精神にもとるような行動は一切とってはなりません。

 

7 技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)

前述の3義務2責務以外にも、技術士に関しては最低限必要とされている資質がどのようなものかということが整理されています。

これが「技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)」というもので、「専門的学識」「問題解決」「マネジメント」「評価」「コミュニケーション」「リーダーシップ」「技術者倫理」という7項目から構成されています。

なお、このうちの問題解決とは、業務上の複合的な問題についてその内容を明らかにし問題の発生要因等を分析することで、その複合的な問題に関して相反する要求事項(必要性、安全性、経済性等)や与える影響の重要度を踏まえた上で解決策を合理的に提案することです。

このことは、技術士二次試験の記述式問題を回答するときに重要な視点となります。

 

8 技術士試験の概要

技術士試験は、主として若手技術者向けの技術士一次試験と、通常10年程度の業務経験を積んだ後に受験する技術士二次試験とに分かれています。

この一次試験、二次試験の流れは日本技術士会から公表されている下図のとおりです。

出典:技術士制度について(令和2年6月)日本技術士会

8-1 技術士一次試験の概要

 

前図のとおり、技術士一次試験に合格すると、技術士補となる資格が得られます。

ただし、「士補」という名に表されるように、登録するには補助すべき同一部門の技術士の存在が必要となります。

したがって、零細中小のコンサルタントや公務員で、指導する同一部門の技術士がいない場合、合格しても登録できないという憂き目に遭うこともあります。

こうした受験者個人に関係のない不公平は、今後、見直しされていくことになるのでしょう。

受験資格

前図のとおり、技術士補となる資格が得られる一次試験の受験について、年齢や学歴、業務歴などといった一般的な受験資格に制限はありません。

この一次試験はその後の二次試験と異なり、受験に際してのハードルは低く、コンサルタントの若手技術者が受験する以外にも、高い意識のある大学生や、高等専門学校生として受験し合格を果たすような優秀な学生も多く、過去には小学生が合格したというニュースが流れたこともあります。

一次試験の実施内容

技術士一次試験の年間スケジュールは、例年6月下旬から試験申し込みが始まり、10月半ばの日曜日に大学等の会場で筆記試験が行われ、そして12月中旬に合格発表となります。

また、受験申し込みの際、20の技術部門を1つに絞り、さらにその下位の専門科目についても1つに決めなくてはなりません。

試験科目としては、択一式の基礎科目(1時間)、適性科目(1時間)、専門科目(2時間)が実施され、基礎科目、適性科目、専門科目の各々について50%以上の得点が合否判定基準となっています。

一次試験合格の難易度

技術士一次試験には、例年1万5千人程度が実際の試験に臨み、その4~5割が合格しています。

一次試験はこれまで度々の試験制度変更が行われており、かつて合格率が2割台だったものが、現在はそれが50%程度に落ち着いてきています。

このようにみると半分は合格する容易な試験、とも言えるのですが、基礎科目には注意が必要です。

基礎的な問題であっても、社会人となってそうした基礎学習から遠ざかってしまうと正答を導き出すのは容易ではなく、こうした部分についての対策が必要となります。

 

8-2 技術士二次試験の概要

受験資格

技術士二次試験は、技術士一次試験と異なり、受験資格について厳格な規定があります。

具体的には前図に記載しているとおり、技術士一次試験に合格して技術士補として登録すると修習技術者となりますが、この立場でさらに4年~7年の実務経験を積む必要があります。

したがって、仮に大学在学中に技術士一次試験に合格し、入社とともに技術士補に登録した場合、最短で5年目には二次試験の受験資格を得ることになります。

一方、入社後1年目に技術士一次試験に合格した場合、8年目になってようやく二次試験の受験資格を得ることとなります。

このように、同じ大学を卒業したとしても、入社直後の時点で3年の格差が生じてしまうことになりますが、大学卒業後に大学院で研究を行っている場合、この業務経験年数を2年間短縮することができます。

ただし、この受験資格にはこのほかにも規定があるので、詳細は日本技術士会のウェブページで確認してください。

なお、令和3年度から実務経験の証明において、押印が廃止され、証明者による連絡先の記載で代替されることになりました。

二次試験の実施内容

技術士二次試験の年間スケジュールは、例年4月上旬から受験申し込みが始まり、このときに申込書とともに、過去の業務経歴を論述する業務経歴票を提出します。

また、この受験申し込みの際、技術士一次試験と同様に、20の技術部門から1つを選び、さらにその下位の選択科目についても1つに決めなくてはなりません。

そして、7月の中旬、土曜日に総合技術監理部門の必須科目、日曜日にはその他の技術部門の試験がいずれも記述式として実施されます。

その後、10月下旬には筆記試験の合格発表があり、筆記試験合格者のみに対して口頭試験が12月~1月にかけて実施されます。

そうして受験申込からほぼ1年が経過する3月上旬になってようやく口頭試験の合格発表があり、晴れて新しい技術士が誕生することになります。

試験科目としては、選択した技術部門についての必須科目(2時間)及び選択科目(3時間30分)について記述式による試験が行われます。なお、総合技術監理部門については、その他の技術部門についてと同時に受験する併願以外は必須科目のみの受験となります。

そして、筆記試験合格者に対して、技術士としての実務能力や適格性を評価するため約20分程度の口頭試験が実施されます。総合技術監理部門については、体系的専門知識や経歴、応用能力を評価するために実施されます。

また、合否判定基準としては、必須科目および選択科目について各々60%の得点となっています。

二次試験合格の難易度

技術士二次試験には一次試験のそれより多い約2万5千人程度が実際の試験に臨むのですが、筆記試験合格を経て口頭試験合格に至るのは、その10~15%にとどまります。

技術士は、理工系の最高峰資格と呼ばれますが、この合格率だけを見れば司法試験や公認会計士試験と同程度の超難関資格と言えなくもないでしょう。

しかし、弁護士や医師などのような業務独占資格とは異なり、技術士は単なる名称独占の、いわば名誉的な特性がかなり濃い資格でもあります。

現に、いくら技術士二次試験の合格が厳しいからといって、業務そっちのけで試験勉強に没頭した人というのは、おそらく一人もいないでしょう。

そのようなことから、業務を進めながら、効率的に学習をすることで合格してしまう資格、ということも言えます。

数年間学習に没頭しなければならない弁護士や医師など比べるわけにはいかないでしょう。