総合技術監理部門の受験資格

技術者としてのスケールに違いが出る総合技術監理部門 “総監” 技術士

総合技術監理部門とは技術業務をマネジメントする能力に関する資格で、プロジェクトの責任者である技術士が、業務遂行の中で遭遇するあらゆる問題について解決を図るにあたって、技術的側面以外の5つの管理(経済性管理、人的資源管理、情報管理、安全性管理、社会環境管理)の観点から、トレードオフの問題なども含めて首尾よく解決に導くための資格です。

 

​多くの場合、受験するのはすでに別の技術部門の技術士ですが、ごく少数だけ別の技術部門を同時に受験する併願受験者がいます。総合技術監理部門の選択科目とは、こうした併願受験者が受験する別の技術部門の選択科目のことで、先願の場合、この選択科目はありません。

​そうした意味で、総合技術監理部門の受験資格はそれ以外の技術部門の二次試験と変わりません。

 

技術士二次試験に合格し、主任技術者として業務を意気揚々とこなすあなたが今後さらに目指すのは、技術士の各部門の中でも最高位にあるとされる総合技術監理部門でしょう。

総合技術監理部門を目指すくらいの経験を持つ年代であれば、通常は、技術士として一定の経験値を持ち、後輩技術者に対して指導的立場で様々な教育、管理を行う必要があります。

一方で、そのような技術士であれば、同時に企業や官庁の幹部という役割にある場合も多く、企業や官庁としての業務管理に対しても責任を帯びている場合が多いでしょう。

総合技術監理部門は、合格のメリットとして、給料が上がったり、合格だけで職位が上がるなどといった、目に見える違いは発生しません。しかし、こうした複雑かつ重大な責任を負っている技術士にとって、その責務を果たせるか否かを問われる、まさに「幹部候補生選抜試験」と言っても過言ではありません。

それまでの、各技術部門の技術士であれば、与えられた業務をただ淡々とこなせば評価されるのですが、総合技術監理部門に合格した総監技術士は、組織の幹部候補生として業務を各々の技術士に割り与えていく立場に変わることになります。

観念的な表現になりますが、技術士二次試験に合格して「人に使われる立場から人を使う立場へ」と変化が訪れたのち、この総合技術監理部門の合格を境に、さらに「組織から仕事を受ける立場から仕事そのものを授ける立場」へと、再びスケールの大きな変化があなたの中で巻き起こるのです。

こうした技術士としての大きな変化の醍醐味を味わうためには、総合技術監理部門の試験に合格する必要があります。

しかし、受験するのがほぼ他の技術部門の技術士として活躍している技術者がほとんどである実態からしても、そう簡単なものではありません。

総合技術監理部門の試験に合格するには、技術士として業務をこなす傍ら総合技術監理に関する多くに知識を習得するだけではなく、論理的思考に基づいた問題解決能力、さらにその実績が必要となります。

このような難しい試験ですが、実は、本講座であなたにお伝えする方法を実践することによって、大きな負担をかけずに合格レベルの知識、能力を身に着けることが可能になるのです。