多くの受験者もそうでしょうが、あなたにとって技術士二次試験の中でも一番厄介なのが、この口頭試験なのでしょう。
私自身の経験を振り返っても、一番対処の難しかったのが、この口頭試験でした。
やはり、口頭試験には、質問に対して間髪いれずにキチンとした回答をしなければならない、という時間的な条件がついてまわりますので、その分、誰しも余裕がなくなってしまいます。
これまでに私もいろいろな方の技術士二次試験の口頭試験体験談を見たり、実際に模擬口頭試験をおこなったりしました。
しかし、答えに詰まったり、緊張のあまり変な回答をしてしまったり、いろいろと大変な思いをされている方も多いようです。
だからといって「対処が難しいから、もう、なるようになれ」と投げやりになって無策丸腰で口頭試験に臨むというのも、決して賢い戦略とは思えません。
そこは、『対処が難しい、だからこそそこで差がつく』と逆転の発想で、一工夫してみましょう。
このような技術士二次試験の口頭試験で一番のポイントとなるのは、あなたが本番の試験会場で落ち着けるかどうか、この一言なのです。
言い換えると、あなたが予め場数を踏んで、自分自身で無理やり自信をもってしまえばよいのです。
極度に緊張しなければ、確率からいっても二次試験の合格は揺ぎ無いところなのです。
しかし、アガってしまって本来のあなたが表現できない場合に、技術士二次試験の不合格という最悪の事態になる恐れが生じてしまうのです。
このように、様々な方法を駆使して、口頭試験会場でこの落ち着きを担保しておくことがきわめて重要になります。
あと、この技術士二次試験の口頭試験について、細かいアドバイスを少しだけお話しておきます。
まず、ハキハキ受け答えするのは言うまでもないことです。
口頭試験もコミュニケーションのひとつですから、相手の質問を自分が理解して、そして自分の考えを相手に伝えて、そして相手がそれを理解してはじめて成立するのです。
早口、小声、割舌の悪さは当然論外です。
でも、それだけではなくて、きちんと相手の立場に立って、“自分の言いたいことが言えているか”ではなくて、”自分の伝えたい事が伝わっているか”に注意する必要があるのです。
これは、その自分の口頭試験の回答ぶりを録音して聞いてみると一発でわかります。
自分の口調が、聞き手、すなわち技術士試験の試験官からすると、あなた自身が感じているのとは全然違うことに気が付きます。
技術士二次試験の合格の可能性を高める必要のあるあなたは、ぜひ実践してみてください。
また、口頭試験の前に行われる筆記試験のあなたの解答内容をよく反省しておき、記述が不十分だったところは、きちんと学びなおしておく必要もあります。
技術士としてふさわしく、きちんとフォローアップしているか、という観点からその部分を質問される可能性が高いのです。
このほか、口頭試験で質問されたことで、あなたがどうしてもわからないことは「分かりません」とはっきり答えてもかまいません。
ただし、その言い方に一工夫しましょう。
ただ単に「分かりません」だけで回答を終えてしまうのは、非常にもったいないことです。
○×クイズではないのですから、分からないなりに、代わりに何らかの付帯情報を提供したほうが、きっと技術士試験官に対していい印象を与えるでしょう。
このほか、自然な笑顔を作る、ということも大事です。
さらに細かいことを言うと、座っているときの手の位置にも注意したほうがよいでしょう。
あまりぶらぶらさせていると、緊張していることが見え透けてしまいます。
更に言うと、技術ノートは何度も音読しておきましょう。単語を口にも馴染むようにしておく必要があるからです。
そして、理想を語れる正義漢たること。これも秘訣です。
技術士の試験官に良い印象を与える方法として非常に有効ですし、あなたが当然そのようなことを望む人であって欲しいと思います。
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